2017年11月13日月曜日

『多面張入門』 その1

こんにちは。

先週の本走にて二日連続で5面張をテンパイしたことを記念して、多面張(ためんちゃん)についての記事を書くことにしました。

『入門』とありますが次に『発展』みたいな記事を書く予定はありません。

多面張を知ることで、テンパイしたときにあがりやすい待ちを選ぶだけでなく、テンパイしやすい形を残すことでテンパイ以前にも効率よい選択をすることができます。


多面張とは

麻雀の基本的なテンパイ時の待ちは
リャンメン四萬五萬
シャンポン三萬三萬南南
カンチャン三筒五筒
ペンチャン八索九索
タンキ西
の5種類があり、待ちは1つか2つです。

しかし、牌の組み合わせによっては待ちが3つ以上になることもあります。
ここではその少し特殊なテンパイ形のことを多面張と呼ぶことにします。


多面張の基本知識

多面張の中でも頻出のパターンは次のような形でしょう。
二筒三筒四筒五筒六筒北北
一筒四筒七筒待ちです。
この形は、次のように考えることができます。
二筒三筒四筒五筒六筒
一筒四筒待ちに456の順子(シュンツ)がくっついて、4のスジ七筒待ちに追加されています。

※スジと聞いてよくわからない人は「麻雀 スジ」で検索してね

また、次のような形もよく見ます。
三筒四筒五筒六筒
三筒六筒待ち(ノベタンと呼ばれる形)

これも、三筒タンキに456の順子がつながってスジ六筒待ちに追加されています。

テンパイ形に順子をつなげると、待ちが増える(ことがある)


というのがまずひとつ大事な点です。

また、次の形を見たことはあるでしょうか。
四筒四筒四筒五筒
一見すると五筒タンキですが、
四筒四筒四筒五筒と分けるとリャンメンがあるので三筒六筒も待ちになります。
このように、3枚以上持っている牌は暗刻としても雀頭としても使える場合があります。
その際に牌の組み合わせが変わるので、待ちが多くなるのです。

3枚以上持っている牌は暗刻にも雀頭にもなることがあるので待ちが増える(かも)


これが二つ目に大事なことで、これで基本事項は終わりです。
特に「順子を追加すると~」の内容は複雑なメンチン(メンゼンのチンイツ。テンパイ形が複雑になりやすい)で役に立ちます。


多面張マスターへの近道、それはパターン暗記

暗記かよ……と思った方、すみません。
毎回考えて待ちを導き出すこともできますが、一度覚えてしまえばその後に苦労がない暗記をおすすめします。

覚えるのは、超基本の「4枚」でつくった待ちと「7枚」で作った待ちです。

百聞は一見に如かず、まずは4枚形を見てください。
四筒四筒四筒五筒は(三筒六筒 五筒待ち)
四筒四筒四筒六筒は(五筒六筒待ち)
一筒二筒二筒二筒は(一筒三筒待ち)
一筒一筒一筒二筒は(二筒三筒待ち)
最初の形はさっき紹介しましたね。四筒が暗刻にも雀頭にもなる形です。

少し技術的な話をすると、この2つの形は他に雀頭候補がない場合はとても強いです。
しかし、別に雀頭になりそうな牌がある場合、この444の部分は暗刻にするしかないので、ただの444と強さは同じです。

暗刻にくっついた牌は、他に雀頭候補がなければ残し、他に雀頭候補があれば切る。
三萬三萬三萬四萬三筒四筒六筒七筒八筒一索二索五索六索七索
は雀頭候補がないので四萬を残して一索を切り、
二萬二萬二萬三萬五筒六筒六筒七筒八筒二索二索四索六索八索
二索二索が雀頭候補なので三萬を切ります。

4枚形というのは「1メンツ1雀頭」から1枚抜いたテンパイの形です。
実際の麻雀は13枚ですから、4枚形が出てくるとしたら
4枚形+3メンツとなります。


二萬二萬二萬三萬二筒三筒四筒七筒七筒七筒七索八索九索


7枚形・頻出パターンの紹介

それではいよいよ多面張の本格的な内容に入っていきます。

7枚形というのは、「2メンツ1雀頭」のテンパイ形です。
早速牌姿を見ていただきましょう。
二筒三筒四筒五筒六筒北北一筒四筒七筒待ち)
二筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒二筒五筒八筒待ち)
二筒三筒四筒四筒五筒六筒七筒一筒四筒七筒待ち)
二筒三筒四筒四筒四筒北北一筒四筒北待ち)

今回はこの4つを紹介します。
実はこの4つ、基本の待ちに順子がくっついて待ちが増えているのですがわかりますか?
左端の二筒三筒四筒を抜いてみてください。

これらの7枚形に関しては仕組みを理解したうえで、何待ちになるのかを覚えましょう。

ちょっとだけ発展的な内容

点数計算の問題です。
一萬一萬一萬二萬三萬二索三索四索八筒八筒八筒中中

待ちはすぐにわかりましたか?
待ちがわかったら、それぞれの待ちをロンしたときの点数を出してみてください。

リーチをかけていて、ドラはありません。
親の点数と子の点数の両方求めましょう。
中ロン:40符2ハン=親3900、子2600
一萬四萬ロン:50符1ハン=親2400、子1600

伝えたかったのは、一萬待ちをシャンポン待ちではなくリャンメン待ちと考えてほしいということです。
シャンポンで考えると40符となりますが、リャンメン待ちで考えると一萬一萬一萬が暗刻で8符になるので50符となり、点数が高くなります。

このように、同じ牌に対して複数の待ちかたができることもありますが、最も点数が高くなるように計算しましょう。


三筒四筒五筒五筒六筒四筒待ちをリャンメンとカンチャンに解釈できる。
※ただしピンフなら必ずリャンメンで考える

二筒三筒三筒三筒四筒一索一索九索九索九索白白白
における三筒待ちはシャンポンとカンチャンに解釈できるが、カンチャンと考えると符が多くつくだけでなく、三暗刻になる。


最後に

最後の点数計算の話は全く多面張と関係ありませんでしたが、一応『多面張入門 その1』はここまでとなります。

次回の『多面張入門 その2』では多面張の本質情報を書き連ねて、ほとんどの牌姿に対応できるような内容にしたいと考えております。

こんなテンパイでも、自信をもって何待ちかわかるようになります。
一筒二筒二筒二筒三筒三筒四筒四筒五筒五筒六筒七筒八筒
メンゼンのチンイツテンパイを恐れることなく、思う存分麻雀を楽しんでください。

ちなみに上のテンパイを今回の知識を使って考えると……
一筒二筒二筒二筒三筒四筒五筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒
まずわかるのは一筒三筒待ちで、
これに三筒四筒五筒がつながっているのでスジの六筒も待ちになる。
さらに六筒七筒八筒がつながっているのでスジの九筒も待ちになる。
一筒三筒六筒九筒待ちのテンパイです。

面倒ですが、次回の内容を使うと1ステップ短くなります。
一筒二筒二筒二筒三筒四筒五筒一筒三筒六筒待ち、と覚えるからです。

次回はこのような7枚形パターンを全て紹介します。
手牌は13枚ですが、複雑な形のほとんどは7枚形+2メンツの構成になっています。
ですから、7枚形を知っていれば簡単に対応できます。

多面張マスターへの近道が、7枚形を覚えることなのです。




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