2017年10月22日日曜日

雀荘メンバーという仕事 その1 仕事内容など

こんにちは。
最近いいネタが思いつかず更新頻度が落ちています。

今回からは雀荘メンバー(従業員)の仕事内容や待遇などについて書こうと思います。
実際に自分でメンバーをやってみて初めて分かったこともありました。

最近ツイッターのタイムラインでバイトを探している人をよく見かける気がしますが、この機会に……?

メンバー基礎知識

雀荘の従業員のことです。
固定給の社員と時給制のアルバイト、裏メンバーといった形態があります。

男性と女性で待遇が異なる場合があります。
雀荘の客はほとんど男性ですから、女性の存在は貴重です。
そのため女性メンバーの待遇は男性より良いことがあります。
女性であれば麻雀を知らなくても雇ってもらえることがあるらしいです。
ウェル○○とかいうところの女性メンバーで点数計算できる人は1人でもいるのだろうか

裏メンバー(裏メン)や打ち子と呼ばれる人を雇っている雀荘もあります。
メンバーとの大きな違いは、店側の人間だと一見わからないことです。

メンバーはスーツやエプロンを着用し、名札を付けたりして、一目でメンバーであると分かる格好をしていますが、打ち子は普通の客のような見た目です。

メンバーと打ち子は仕事内容が異なります。
後ほど説明しますが、メンバーは客に飲み物を出したりする接客業務をします。
しかし打ち子は麻雀をすることだけが仕事です。

なぜ、麻雀をするだけの人間に店は(安いとはいえ)給料を払うのか?
次はそれについてお話ししましょう。

フリー雀荘の卓を立てるためには

フリーはセットと異なり自分で面子を集めなくても麻雀ができるのが利点です。
ですが、来店した客だけでちょうど卓が立つ保証は全くありません。

誰か余ってしまった場合、別の客が帰るまでその人を待たせておくわけにもいきません。
そのため、人数が合わない場合はメンバーが卓に入ります。

それでは、客が1人以上のとき、客全員が卓に入れるようにするためにはメンバーが最低何人必要でしょう?

3人ですね。

基本的には、フリー雀荘では常にメンバーを3人待機させています。

ところが、人手不足であったり経営が厳しく3人分の給料を出すことが難しい場合、2人以下で店を回すことがあります。
この場合、客が1人や5人、9人、…のときに麻雀ができない客が出てしまいます。
これは客の満足度低下になるだけでなく、ゲーム代をもらえないため売り上げが増えず、良い状況とは言えません。

そのような状況で、メンバーよりも安い人件費で卓を立てる方法が、打ち子を雇うことなのです。

打ち子は普通の客と同じように卓に入りますが、店の卓組に都合がよくなるように途中で抜けたりします。

接客はせず、勤務中に払ったゲーム代の全額または一部を返却してもらったり、それとは別に給料が支給されたりします。

店側からすると卓を立てる要員としてローコストであり、打ち子からすると金をもらいながらフリーが打てる仕組みになっているわけです。

収入が不安定なうえ時給換算するとコンビニの方がマシなので、主な収入源とするよりは麻雀が好きで安くフリーを打ちたい人の暇つぶしといったほうが適切かもしれません。
私もたまに打ち子をすることがあります。

メンバーの仕事

メンバーの仕事を大きく分けると、接客と本走があります。

接客では飲み物を出したり、おしぼりを出したり、灰皿を交換したり、焼きそばを作ったり、食器を洗ったり、洗牌したり、掃除したり、麻雀卓のトラブルに対応したり、フリーのゲーム代をもらったり、セット代金をもらったりします。
サービス業ですから、お客さんが気分よく遊べるように心がければ、大体うまくいくと思います。
この仕事のことを立ち番といいます。

本走も大事な仕事です。
人数合わせでフリー卓に入るわけですが、レートありの場合は客と同じように清算をします。
勝てば金が増え、負ければ金が減りますが、そのお金はメンバー本人が負担するのが一般的です。店が負担してくれることはまれです。

はじめに「女性メンバーは優遇される」と書きましたが、女性メンバーは勝ち負けを店が持ってくれることもあるようです。これに関しては店によりますね。

勝ち負けの金についてですが、毎回自分の財布から出すわけではなく、いったん店に金を借りて麻雀をするシステムを採用しているのが普通です。

この借金のことを「アウト」と言います。
「負けて出ていく金だからアウトなのか?縁起悪い」という声を見たことがある
※金がなくなった客に金を貸す雀荘もあるが、その借金のこともアウトという

給料が支払われるときに、麻雀で負けてアウトが赤字の場合は給料からその額が引かれ、勝って黒字にできたら給料に上乗せされます。

メンバーが本走に入るときは5000円や10000円のアウトを持って卓に入るわけですが、運悪くその席で負けまくり、最初に持っていたアウトを全て溶かしてしまうこともあります。そんな時、必殺技「アウトおかわり」が発動されます。
この呪文を唱えると、本人の給料を生贄にもう一本のアウトが召喚されるわけです。

もしフリーを打っていて「アウトをください」と言っているメンバーを見かけたら……
優しくしてあげてください。

アウトオーバーという言葉

突然ですが、店側からしてみると「麻雀が強いメンバー」と「麻雀が弱いメンバー」のどちらがいいでしょうか?

麻雀が弱いメンバーは客の金が減りにくく、打ってくれるゲーム数も多くなりそうですが、そのメンバー自身はすぐに辞めてしまうかもしれません。
そうなると新しいメンバーを探さなければなりませんし、採用した新人には仕事を教えて一人前にしなければならず、とても手間がかかります。
一方、麻雀が強く給料をしっかりもらえるメンバーならば辞めてしまう心配はあまりなく、仕事に慣れたメンバー達でスムーズに営業することができます。

このように、店側からするとメンバーにはできれば辞めてほしくないものなのです。
仕事ができなかったり客から不評なメンバーは……さよなら
麻雀が強くて仕事もよくできる、お客さんからの受けもいいメンバーが理想です。

しかし、全てのメンバーが強いわけではありません。
卓に入るたびに負けを増やしていってしまう人を何とか長続きさせる方法はないでしょうか?

ずばり、卓に入れなければいいのです。

メンバーの本走には優先順位があります。1番手のメンバーが優先的に本走に入り、2番手はメンバー2入りになるときに入り、3番手は基本的に立ち番で、どうしても入らなければならないメンバー3入り(メンスリーや全入りともいう)のときにだけ卓に入ります。

負けが多く、このままだとほとんど給料をもらえないメンバーを本走3番手にすれば立ち番の時間が増え、給料を安定して残すことができます。
(ただしその分他のメンバーの本走は増えている)

給料以上にアウトを作ってしまった状態のことをアウトオーバーといいます。
人使いが荒かったり人不足が深刻な雀荘でない限りは、アウトオーバーになるメンバーがいなくなるように本走の順番を決めます。

脅すようなことを書きましたが、負けるペースにも限度があるので、いわゆる低レートの雀荘でアウトオーバーになることはまれです。
しかしレートが高くなると1ラスで日給が溶けたりするのでアウトオーバーのリスクがあります。

(ちなみに私の働いている店では私は基本的に1番手なので、勤務時間のほとんどは本走です。)

恐ろしい世界 ……


最後に

麻雀というのは必ず誰か一人がラスになるゲームですから、全員が常に気分よく、というのは難しいかもしれません。
ですが、会話で卓内の空気を和やかにして、みんなが楽しく麻雀をできるようにすることもメンバーの技量と言えるでしょう。
お客さんが楽しく麻雀をしてくれれば打つ回数は増え、売り上げ増加にもなります。

次回は、メンバーの待遇について書いていこうと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。

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